目次
ハートネットバリフリ 認知症の方の竹林整備
今日は認知症の方が竹林整備をして街を活性化させているという番組を観る
竹を伐採して竹製の灯篭を作ったり、滑り台を作ったり、ブランコを作ったり、消臭炭を作ったり
各々が好きな事をやっているような印象を受けた
たとえ竹を切ったりできなくても、ただその場を見に来るだけの方もいる
皆で昼ご飯を食べて、歌を歌って、話をして
そこには介護者と認知症者という隔たりはなく人と人のつながりがあるだけ
古き良き時代がタイムスリップしたような印象さえ受けた
助成金が大分出ているのではないかと思ったが
市からの助成金は受けないで、自分たちの作ったもの等を売って運営しているらしい
教科書で認知症を勉強するのではなく触れ合う事で勉強する

教科書や参考書などの書籍で認知症の事を勉強すること自体否定するつもりはない
本は書いた人が自身の経験で得た知識や知恵を詰め込み、読み手が楽に知れるように記した優秀なツールであると思っている
だから、認知症の方と接する前には、ある程度の本を読み知識を持ってから接したほうがいい
でも、それだけにとらわれてはいけないと思っている
結局は人と人との繋がりだからだ
特に認知症の方の看護・介護は答えが一人一人違う。答えがないこともあるかもしれない
だから
人生の経験値が多い認知症者と空間を共にし、喜怒哀楽を共有する事が看護・介護の勉強になるのではないかと思う
代表者の思い、立ち上げたきっかけを聞いて

代表の方がデイサービスで働いたときの出来事
施設の利用者さんは「家に帰ります」という
スタッフはデイサービスに戻そうとする
しかし利用者側からすれば「一人で家に帰ろうとしているのに、なぜあなたが付いてくるのか?」という風にみえる
確かにデイサービスはお金を払っていくわけなので、自分が帰りたいと思えば帰ってもいいわけだ。
フィットネスクラブでもそう、ディズニーランドでもそうなる
みんな考えがあり、やりたい事がある
という風に思い、立ち上げたらしい
現実問題、通所系のサービスは介護をしている”家族の負担軽減”という意味合いも大きいと思う
もちろんそうでない施設もあり、認知症者自身が参加するのを楽しみにしているという事もあると思うのだが・・・
でも一つ言えることは通所系のサービスに限らず、すべてのサービス業は工夫を重ね、利用者の方がお金を払いたくなるようなサービスを提供するよう努力すべきだと思う
私が覚えた違和感

認知症に限らず高齢者の男性は、通所系サービスに参加する方が少ない
特に独身の男性が参加しないように思う
自由気ままな暮らしをしていると、人との交流で気を使ったりするのが面倒と思うようになる事はわからんでもない
しかしそれは認知機能の低下を早める結果に繋がる
そこで話を戻すと、テレビを観た時私は男性の参加者が多いことに気付いた
なぜ男性参加者が多いかを考えると
- 若い時に外で仕事をしていた人が多いからなのか、外での作業に気持ちよさを感じる人が多いように感じる
- 外での作業の方が教えられることがたくさんある
(例えばのこぎりや鎌の使い方、農作物の手入れの方法など) - 昔ながらの考えをもった方は、家の中での作業は女性の仕事と考えている可能性がある
の理由が思い浮かぶ、特に2つ目の人に教えるという事はとても重要だと思う
それは、自分が認められている喜びを得ることができるからだ
人は誰もが、他人から認めてほしいと願っている
テレビを観て学んだ事

今回のテレビをみて学んだこととして
- 男性の参加者を増やすには、外でできる活動プログラムを増やすと良いかもしれない
- 本を読むことも大切だが、触れ合う事はもっと大事
- 施設や病院を利用している方が帰りたいと訴えた時、なぜ帰りたいかを考えてみる
(恐らく不安があり、心休まるところにいきたいから)
以上です
最後まで読んで頂きありがとうございました