目次
院内でのデイケアの必要性
今は病院内でデイケアを行っている
が担当者は一人。途中で尿意を訴える患者がいれば活動はストップ。
せっかく盛り上げた流れも途絶え、再開したときにはちょっとしらけてしまっている
それでも続けているのは、
必要だと思っているから
(メリット)
- 昼夜逆転や睡眠障害の改善
- せん妄予防
- 1時間もないリハビリだけでは昼間に寝ている事が多くなり、フレイル状態となる可能性が高くなる
- 集まる機会が得られることで自然と発語する機会や体を動かす機会が生まれる
- 自分も楽しみたいから
(デメリット)
- ちょっとしたケンカや口論になることも
- 感染症によりクラスター発生の可能性がある
それでも行う意味は大きいと考えている
急性期病院で行うのは難しい

私の前にそびえたっている壁が
- 看護師の人数が少ないのにそんなことができるのか
- 患者が次々変わっていくので参加者は確保できるのか
- 酸素をしていたり、点滴をしていたりと選定が難しい
- プログラムを作るのが大変
という事
①に対しては理学療法士や作業療法士を交えて活動できたらと思っている
特に作業療法士はプロフェッショナルだと思うので話をしてみようと考えてる
しかし問題は
作業療法を行う上で集団での加算取得ができないこと。
要するに集団で活動を行えば病院の診療報酬(加算)が下がるという事
浅はかかもしれないが
なんでそんなことするかな。と思っている。
認知症者にとってはコミュニティーに参加することで認知機能の悪化が防げる可能性があるのに
集団で活動することは収益を下げることに繋がる
そういった制度を作った担当者と話がしたいくらいだ
②については参加者はいてもいなくてもいいとも思う
しかし、「何人参加した」という”実績”は必要になる
もしかすると診療報酬を削ることになるかもしれないので
参加者は多いに越したことはない
③に関しては基準を作ることが必要だと考えている
”医師の指示が出れば”、とか
”入浴ができるようになれば”などはどうだろうか
④に対しては、とにかく本を集めたり、みんなのネットワークを作って
楽しめるようにすることが必要
自分が楽しまなければ、相手は楽しめない。と以前の研修で学んだ事がある
結論

今後院内デイケアの普及に尽力していくつもりだ
結局のところ
損得勘定を抜きで考えると、
院内デイケアをすることで自宅に帰れる高齢者が増えるかもしれない
認知症の進行を緩やかにできるかもしれない
とにもかくにも、人生楽しめる人が出てくるかもしれない
それだったら
やるべき理由になるのではないだろうか
何事もやろうと思わないと前に進まない。
以上です
近況が変わったらまた報告します
最後まで読んで頂いてありがとうございました