自動車の運転で思うこと
認知症を患った方の
〝自動車運転を辞めさせたい。”
という相談が多いことから、私の見解を書きたいと思います
前提として
本人がやめようと思わない限り、それは無理です
だって、
人ってやる気にならないと行動できなくないですか?
禁煙・禁酒にしかり、ギャンブルにしかり・・・・
車の運転だって、
本人が運転したいと思ったり、その必要性があるから運転するのであって、
それを一方的に「辞めろ」だなんて
地方の老人からすれば、行動を制限されるのと一緒ではないでしょうか
事故を起こした時のことを考えると心配なのはわかりますので
具体的にどうやっていけばいいかを考えてみましょう
運転をしない。という選択をとるためには
最初に、運転をする。しない。の選択ではなく
なぜ運転をするのか?という所に着目してはどうかと思います。
先ほども言ったように
本人がやめようと思わない限り、無理
なわけですから、
逆に本人が運転は必要ない。
と思えれば自然に運転する機会は減っていくわけです。
では、運転する目的とは
- 買い物に行かないといけない
- 畑や田んぼに行かないといけない
- 老人会や催し物に行かないといけない。
- 孫の送り迎え
- 運転することが好き
と他にも色々あるのではないかと思います。
“最後の運転することが好き”ということ以外は
これって、大体時間が決まってないですかね?
朝は必ずトイレに行く。的な大まかな時間や曜日です。
この時間に合わせて必ず車の迎えが来たり、家の人が送る予定にしておけば運転の機会は減るのではないでしょうか
運転する。しない。ではなく
運転する機会を減らしていく。
という選択肢をとることを強くお勧めします
あとは 認知症だから、高齢者だから。という理由で運転をさせない。のではなく
運転者の身体のことが心配
というメッセージを伝えることではないでしょうか
運転をしない。という選択に至るには
短期的ではなく、長期の目線で見ることが必要
だと考えています。
また、運転をすることが好き。という方については
自動ブレーキ搭載車の購入をすることや、夕方や夜の視界の悪い時間帯の運転を避けての走行
サーキットでの走行(現実的ではありませんが)を検討してはどうでしょうか
他に良い案があれば追って掲載していきます。