目次
看護・介護の倫理行動について
今度倫理の勉強会をしてほしいとの依頼があったので一番伝えたいことを復習
倫理的行動をとるための4つの要素
①倫理的感受性:倫理的問題が起きていることに気付く力
②倫理的推論:どうしてそれが倫理的に問題なのか説明できる力
③態度表明:いろいろな障害を乗り越えて倫理的に行為しようとする力
④実現;倫理的行為を遂行できる知恵
と4段階あるが、一番大事だと思うのは①の倫理的感受性だ
スマップのセロリではないが、育ってきた環境が違うから好き嫌いは否めない
それは倫理を考えることで重要だと思う
例えば
結婚生活を送る中で最初の作業である陣取りゲーム(と勝手に思っている)
- お金の管理は別々にするのか、一緒にするのか
- ごみ捨ては夫の仕事、洗濯は妻の仕事
- 歯磨きはリビングでしない など
これは自分の性格や子供の時の環境から形作られてきたものだ
これを家庭から病院に例えると
- 徘徊のある患者に対して車椅子に抑制するのは、他の患者もいるのでしょうがない
- 認知症の方に対して友達のように会話するのは関係を作るために行っている
- 家族の問い合わせに対して、病状については医師がいないので何も答えられない。医師がいるときに聞いてください など
これを行ったり、行わなかったりするのは
これ何か変だ‼
と気付く力があるのか、無いのか になってくると思う
そしてこの力が一番大事だといわれている。
立ち止まって考えたり、誰かに話したりしてみなければ、徐々に感受性は弱まっていく
経験から言えること
私の経験からこれは当たっていると思う
私は積極的に会話をするタイプではない
この勉強をするまでは、別に発言をしなくてもいいか、
っといった感じで考えていた
でも、若くても発言している人や、的違いなことを言ったかもしれないが発言のきっかけになる人は
そうでない人よりも感受性は身についていると感じる。
そして患者が良くなる方向に舵をきるきっかけになっている。とも感じる
それに気づいて以来私は
無理にでも発言をしようと心がけている
やってみてわかったことがもう一つだけある
それは
なんかすっきりする事だ
発言しないで、やっぱりこうしておけばよかったのに・・・
と思うよりも、
言ってみて、ちょっと引かれたかもしれないけど
結局患者さんの為にはなったよね。と思えるからだと思う
まとめ
倫理的感受性という倫理的問題が起きていることに気付く力を育てるには
何か変だ?と感じること
ただ業務をこなすだけなら看護や介護職でなくてもできる
多忙な業務の中でも立ち止まって考えたり、誰かに話してみたりすることが重要
それともう一つ
無理にでも発言する事
心をすっきりさせるためにも必要なことだ
読んでいただきありがとうございました